AM2:21

深々と、思うことを

希死念慮の塵山

 

『消えたい


いなくなりたい


死にたい』


一体何度これらの言葉を心で反芻してきたことだろうか。



頭も特別に良くなくて、

沢山描いてきた夢も挫折して、妥協して。


努力できる才能もなくて、

これといった特技もなくて。


所詮私は見上げる側の人間なんだ。

大器晩成だなんて、遥か遠い。


普通にすらならない

真っ黒で煤けた性格も、

まともに幸せを受け取れない薬漬けの頭も、

何度だって呆れて見捨てたくて仕方がないのに


未来が明日の積み重ねと言うのなら、

一体どれだけの希死念慮が重責するのだろう。想像するだけでも慄いてしまう。


これ以上醜い塊は見たくないんだ。

好きでこんな風になったわけじゃない。



どうか、どうか少しだけでもいい。


私を楽にさせてくれ。