希死念慮の塵山
『消えたい
いなくなりたい
死にたい』
一体何度これらの言葉を心で反芻してきたことだろうか。
頭も特別に良くなくて、
沢山描いてきた夢も挫折して、妥協して。
努力できる才能もなくて、
これといった特技もなくて。
所詮私は見上げる側の人間なんだ。
大器晩成だなんて、遥か遠い。
普通にすらならない
真っ黒で煤けた性格も、
まともに幸せを受け取れない薬漬けの頭も、
何度だって呆れて見捨てたくて仕方がないのに
未来が明日の積み重ねと言うのなら、
一体どれだけの希死念慮が重責するのだろう。想像するだけでも慄いてしまう。
これ以上醜い塊は見たくないんだ。
好きでこんな風になったわけじゃない。
どうか、どうか少しだけでもいい。
私を楽にさせてくれ。