死生観の「正義」と「エゴ」
この世に産み出されたのは、
決して自分の意思ではない。
気づいた時には既にこの世にいて、
生きることを強いられてきた。
だれもが口うるさく言う
「死んじゃダメ、生きなさい。」
言葉のテンプレート、ありきたりな「正義」
そんなにも生きることが正義だというのなら、死ぬことは悪だとでもいうのだろうか?
死ぬということは同じなのに、死因にはやたと偏見が多い。誰もが病気や事故で死ぬことが「正義」か?仕方ないと捉えるのか?
産むのは親のエゴ、
生かしてやりたいのも誰かのエゴ。
エゴが混ざり合う生と死の問題。
この問題にエゴを取り除くのは不可能なのではないだろうか。
なにが「正義」だというんだろう。
なにが最も倫理的なんだろう。
答えに正解などないのだけど、
この話題に触れた時には
迷宮に迷い込んだみたいな気分になる。
スッキリはしない。
きっと考える限り永遠に続くんだろう。